鑑定日記№1 結婚を望んだある女性の物語

ありがとうございます！
あなたの悩みがスッキリ解消する
三島占いマザーズラブの秋山裕美子
（鑑定士名：堂本あかり）です(^^)/

早いもので、今年１２月２日で、
マザーズラブを開設してから
３年となりました。

開設したころは、主人が経営する
「整体院　元気回復堂」の一角に、
小さな机を一つ置いただけの
占いブースだったのですが、

お陰様で
自分の店を持つことができ、

この３年の間に、
１０００人余りのお客様の
占い鑑定やヒーリングを
させていただくことができました。

本当にありがとうござます。

お客様をはじめ
応援してくれたみなさんに
お礼を申し上げます。


そして今日から
少しずつではありますが、

お客様との触れ合いの中で
私が感じたことや
印象深かったことなどを、

「鑑定日記」として、
ブログに書いてみたいと思います。

その中で今日は、
特に印象深かったお話を
書いてみますのでご覧ください。


===================

【№１：結婚を望んだある女性の物語】


いつの世も、
出会いと別れはあるもので、
これは避けて通れない
ことなのですが、

突然の別れ、
それも「衝撃的な別れ」を
経験することは、

そう多くはないのかもしれません。


さくらさん（仮名）には、
１０年に及ぶお付き合いをしていた
彼がいました。

プロポーズされ、
自分の両親にも挨拶が済み
次は彼の両親に挨拶に行き、
そして入籍と
考えていたのですが、

彼は一向に自分の両親に
さくらさんを合わせようと
しませんでした。

そんな時でした。
さくらさんが初めて
私の元を訪ねたのは。

「この結婚は上手くいくのでしょうか？」

さくらさんからの質問に対して
占い鑑定とチャネリングを
しながら、

さくらさんと彼との相性や、
彼の気持ち、
今後の二人の行方を
見て行ったのですが、

彼はプロポーズをしたといえ
結婚を渋っているし、

結婚に対して悪いイメージしか
持っていないし、

どうしても二人には
「別れ」の二文字しか
出てこない状態だったので、

「彼のことはあきらめて
次の人を待つ方が賢明ですよ。」と、
さくらさんに伝えたところ、

とても不服そうな顔で
お帰りになりました。


それから４カ月が過ぎた頃、
さくらさんから再度鑑定をして
欲しいとの依頼がメールであり、

そのメールには彼の「死」、
それも「自死」と
書いてありました。

「やっぱりな・・・。」と
思いながら、
さくらさんの鑑定を
引き受けることにしたのですが、

私自身、
何ともやりきれない気持ちで
いっぱいでした。


椅子に腰かけるなり
泣き崩れるさくらさん。

最初の鑑定を受けてから
今までの経緯を
さくらさんに聞くと、

一日も早く結婚したかった
さくらさんは、
彼に結婚をせがんでいたのですが、

なかなか重い腰を上げない
彼の態度に憤慨し
彼への不満をぶちまけ、

自分でも制御できないくらい、
何を言ったか記憶にないくらいに
彼を罵倒し、

そして、
何が何でも結婚してほしいと
何度も何度もせがんだそうです。

でも彼はだまって何も言わず、
怒り狂うさくらさんを
見ていたそうです。


その翌日でした。
彼が「自死」したのは。


「私が彼を殺してしまいました。」

自責の念に駆られたさくらさんは、
その張り裂けそうな心を
どうしてよいのか分からず、

私に助けを求めてきたと
言うことです。


彼が亡くなってから２週間。
ほとんど
寝ていないということで、

先ずは眠れるヒーリングを
さくらさんに施し、

そのまま２時間ほど、
店のベッドで
休んでもらいました。

そして
さくらさんが目覚めたあと、
胸の内を
語ってもらったのですが、

その時でした。

彼が突然私の前に現れ、
さくらさんに
伝えて欲しいことがあると
言ってきたので、

その言葉をさくらさんに
お伝えすることにしました。

その言葉というのは、
「さくらを責めないで欲しい」
ということでした。


通夜の席でも
葬儀の席でも、

さくらさんは、
彼の両親や友人たちから
冷ややかな目で見られた
そうなのですが、

「自死」を選んだのは
自分であって、
それはさくらさんのせいではないと。


年頃の女性が結婚に憧れることは
よくあることですが、

さくらさんにとっての結婚は
「世間に認められたい」という
ちょっと複雑なものが隠れていて、

それは何かというと、
さくらさんが抱える
「劣等感」から来るものでした。

言い換えると、
彼女がもつ心の闇でもありました。


その劣等感を打破するためのに
さくらさんにとってはどうしても
「結婚」が必要で、

彼はそれを叶えるための
「道具」だった
ということなのです。


「彼に対して全てが
私の独りよがりで
私のエゴでした。」


２回目のセッションの時、
さくらさんは
初めてそれを口にしました。


１回目のセッションで
私がさくらさんに
話したことを元に、

さくらさんはさくらさんなりに
自分がしてしまったことを
きちんと分析し、

そして、
自分の至らなかった点を認め
反省をしていました。

これはなかなかできないことで、
短い間にここまで来るのには
そうとう苦しんだと思うのですが、

でもこうして至らなかった自分を
認めたということは、
素晴らしいことだと思うのです。


彼に対して
やってしまったこと
してしまったことは
しかたがないことだし、

そのことを彼は
もうとっくに許しています。

そして、
「自死」を選んだのは
彼自身の責任だと言っています。


そしてさくらさんが
この苦しみを乗り越え、
素敵な男性と結ばれて
幸せになっても、

それは彼に対する裏切りでも
なんでもないのです。


気持ちの整理がつき
心の傷が言え、
そして新たな道を
歩み出すのには、

もう少し時間が
必要だと思いますが、

至らなかった自分を認め
そして彼の供養と共に
自分自身を向上させようと、

セッションを受けながら
必死で努力している
さくらさんは立派だし、

そんなさくらさんを
私は認めたいし、

さくらさんに敬意を払い、
私も力の限り応援し、

さくらさんの
これからの人生が
良い方向へと動き出すよう、

私が持つすべてを使って
サポートする覚悟です。


さくらさんにとって
彼とのことが
過去のことになり、

そして
自分に自信を持って
新たな人生を歩み出す日が
来ることを心待ちにしながら。




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